2021-22シーズンbリーグチャンピオンとなった宇都宮ブレックス。
宇都宮のチーム哲学の中心にあるのが「ブレックスメンタリティ」
このブレックメンタリティはどう継承されているのか。
これについて今回は話していきたいと思います。
ブレックスメンタリティとはなにか?
あきらめないメンタル。
2021-22シーズン開幕戦、宇都宮ブレックスは群馬クレインサンダーズ相手に連敗して始まった。
これを見ていたファンの中には今年のブレックスはダメかと思った人も多かった。
私のまわりにも
「ブレックスはプレイオフも出れないかもね」
と言っていた人がいたくらいだ。
しかし、選手達の中には焦りや失敗した感じはほとんどなかった。
選手たちも試合後のインタビューでは切り替えられている様子だった。
それは最後まで諦めずに戦えた、最後までハードワークできたという、ブレックスメンタリティの根幹の部分が揺いでいない実感があったのかもしれない。
実際、2試合ともオーバータイムにまでもつれ込んでいる。
負けてしまったのは、メンタルの部分でなく連携やチーム戦術の部分という認識だったようだ。
あきらめないことがブレックスメンタリティ
ブレックスメンタリティの一つは、「諦めずに最後までチームとして戦う」ことであると思う。
試合中点差が大きく開いたとしても、それをひっくり返そうとディフェンスは前から当たり、強度を更に強くしようとしていく。
それが、ブレックスの歴史の中で常に行われてきている。
対戦チームのヘッドコーチがインタビューで次のように答えています。
「宇都宮が素晴らしいと思うのは、ギブアップしないところです。ビハインドをいくら作っても、最後までチームとして戦う」
対戦相手にも伝わるほどの気持ちを出して、戦えているブレックスのチームを表しているコメントであると思える。
選手間で共有し続けるブレックスメンタリティ
ブレックスの選手は選手達がブレックスをメンタリティを常に共有しあっている。
ブレックスは試合のハーフタイムやプレーが止まったタイミングで声を掛け合うが、熱がこもった熱い声がけが多い。
声をかけていくのは田臥勇太選手や渡邉裕規選手のベテラン陣が多い。
これは勝とうとているチームでは当然のことなのかもしれない。
しかし、これはブレーの内容のことを確認している部分もあるとは思うが、それを通してメンタル的な部分、諦めていないぞという気持ちの確認であるようにも思える。
そうなると必然的にブレックスメンタリティをより理解しているベテラン陣の声掛けが多くなっているのであろう。
ダメだと思うことは声に出して共有する。
簡単なことではあるが、これをやり続けるには強い気持ちが必要な作業である。
継続していくブレックスメンタリティ
気持ちの部分の継続は難しい
ブレックスメンタリティのすごいところは、継続性であると思う。
1つの意思やチームルールを浸透させて、それを継続していくことは簡単なことではない。
バスケに限らず通常の会社組織でも、ルールの浸透やそれの継続はとにかく難しい。
意識はだんだんと薄れ、手を抜いたり違う方向に動いてしまう人間が必ず生まれてくる。
誰しもが最初盛り上がっているが、その情熱がだんだん薄れていくという経験はあるのではないだろうか。
むしろ強まるブレックスメンタリティ
ブレックスはその気持ちの部分をチーム創設から、むしろ強めてきている。
これは、なぜそうするのかという目的意識の共有がなされているからだと思う。
安齋元ヘッドコーチはインタビューでこう答えている。
「何のために僕らがバスケをやれているのかを理解しているということです。好きなバスケットができて、給料をいただいていますよね。そんな状況で勝負をあきらめている選手がいたら、仕事を放棄していることになる。ここでは、そんなことは許されないというか……」
つまり、会場に応援しに来てくれるファンがいて、チームを後押ししてくれるスポンサーがいて始めて自分達がプレー出来るということ。
そのことを全員が意識でできていて、それを常に共有しあっている。
目的の共有がブレックスメンタリティの源泉なのかもしれない。
まとめ
ブレックスには受け継がれるブレックスメンタリティがある。
けっしてあきらめない気持ちがブレックスメンタリティ。
それを常に声に出して、共有しあう。
ブレックスメンタリティはチーム創設から継続し、強くなってきている。
目的意識の共有が、継続できている要因である。
ブレックスメンタリティについて調べていくうちに、バスケだけではなくあらゆることに言えることであると気が付きました。
自分の姿勢がどうか考えるきっかけになったかなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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